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2008 年度 実績報告書

人間の安全保障規範の形成と伝播についての研究-北米、ヨーロッパ、アジアの比較

研究課題

研究課題/領域番号 19530130
研究機関大阪大学

研究代表者

栗栖 薫子  大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 准教授 (00294968)

キーワード人間の安全保障 / アジア / 規範 / 日本
研究概要

初年度は日本における人間の安全保障規範の受容プロセスを明らかにすることを中心にして、実証的な研究を行った。二年目にあたる20年度は、第一に、引き続き、日本における受容プロセスをフォローするとともに、第二に、アジア、北米など他地域における人間の安全保障の伝播と受容の解明にとりくんだ。
第一の課題については、文献調査をさらに進めると同時に、東京において国際協力機構(JICA)において人間の安全保障規範を導入し、実施のためのガイドラインとして作成した担当者、また、人間の安全保障のガイドラインについてJICA職員への理解促進を進める担当者などを始め、関係者への聞き取り調査を行った。これにより、政府の実施機関がいかに国際的規範を実践へと導入するのか、そのプロセスを明らかにすることができた。
第二の課題については、アジア、北米、また調査の過程であらためて重要性が明らかになったラテンアメリカ諸国との関係を中心に、文献調査を開始した。それと同時に、今回は、調査対象のアベイラビリティの関係から、タイに聞き取り調査をしぼりこみ、タイ外務省、在タイ日本大使館、在タイJICAなどにおいて、担当者から聞き取り調査を行うことができた。タイにおける調査を通じて、アジア諸国における受容プロセスの一例をさらに明らかにすることができると考えている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 人間の安全保障研究と国際関係論-新しいリサーチの地平?2008

    • 著者名/発表者名
      栗栖薫子
    • 雑誌名

      日本国際政治学会2008年度研究大会提出論文 n. a.

      ページ: 16

  • [雑誌論文] 平和構築の再検討 : 人間の安全保障の視点から2008

    • 著者名/発表者名
      栗栖薫子
    • 雑誌名

      人間の安全保障コンソーシウム研究大会提出ペーパー n. a.

      ページ: 4

  • [学会発表] 人間の安全保障研究と国際関係論-新しいリサーチの地平?2008

    • 著者名/発表者名
      栗栖薫子
    • 学会等名
      日本国際政治学会
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      2008-10-26
  • [学会発表] 平和構築の再検討 : 人間の安全保障の視点から2008

    • 著者名/発表者名
      栗栖薫子
    • 学会等名
      人間の安全保障コンソーシウム年次研究大会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2008-09-20
  • [学会発表] 国連と人間の安全保障-規範的展開と実践における課題2008

    • 著者名/発表者名
      栗栖薫子
    • 学会等名
      国連学会
    • 発表場所
      広島修道大学
    • 年月日
      2008-06-01

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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