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2008 年度 実績報告書

米国内ムスリム市民の政治的志向の分析:大統領選挙および「対テロ戦争」への影響

研究課題

研究課題/領域番号 19530136
研究機関東京国際大学

研究代表者

泉 淳  東京国際大学, 経済学部, 准教授 (70337476)

キーワード政治学 / 国際政治学 / 米国 / イスラーム / 選挙
研究概要

本年度(平成20年度)は、昨年度に引き続き、(1)米国ムスリム全般に関わるもの、(2)米国大統領選挙の推移に関わるもの、(3)米国の中東政策および中東情勢に関わる書籍、雑誌論文、公刊資料集等研究に関連する文献の収集と情報整理を進めた。
大統領選挙に関する時事的な情報ハインターネットを活用し、ウェブ上で入手可能なデータの収集と整理をおこなった。本研究に関連する、(1)米国での主要なニュース、(2)国内・国際政治を扱う研究所、(3)米国ムスリムの諸団体を中心とする各種のデータを収集、データベースの作成を継続している。
海外研究出張に関しては、平成20年8月末から9月初頭にかけて、米国オハイオ州コロンバス市内のコンヴェンション・センターで開催される北米イスラーム協会(ISNA)全国大会に出席し、同協会関係者とのインタヴューおよび資料収集等を行った。さらに、平成21年2月に、米国ニューオーリンズ市内のイスラミック・センターなど米国の南部都市でのムスリム関連組織を訪問し、関係者とのインタヴューおよび資料収集等を行った。
平成20年11月に行われた大統領選挙(本選挙)では、民主党オバマ候補が勝利した。今回の選挙に関しては、米国ムスリムの多くが民主党オバマ候補を支持した。これは前政権である共和党ブッシュ大統領の諸政策に反対する意思表明であった。この反対の意思表明が非常に強かったため、前回の大統領選挙の際に見られた米国ムスリムの候補者選定における逡巡というものがほとんど見られなかったといえる。このような米国ムスリムの政治行動に関して、詳細な数的データ(世論調査、投票率、出口調査など)を収集し、さらにインタヴューによって米国ムスリムの政治的態度を探った。現在このような収集データの整理と評価を継続しており、平成23年度初頭に論文および学会発表が可能となるよう作業を進めている。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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