研究課題
基盤研究(C)
大戦後、米国は安全保障の観点から北極圏地域を重視し、グリーンランドやアイスランドに米軍基地を確保するため積極的な外交を展開。一方、ノルウェー・デンマーク・アイスランドは西側軍事同盟への参加を決定。ソ連は北欧の西側への接近は自国の安全保障を脅かすものとして強く反発。このためノルウェーは(後にデンマークも)、平時における外国軍の駐留・核の持ち込みは認めないとの「基地・非核政策」を発表。これは基本的な安全保障は米国に依存しつつ、ソ連の不安感を最小限化し、地域の安定を図るという小国の苦肉の策。
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