研究課題
基盤研究(C)
この研究では、ケインズとカレツキの経済学の体系について、理論・思想・政策の三つの側面から総体的な再検討を試みた。今日の政治経済学の多様な展開に照らして二人の学説を評価している点に、本研究の特色がある。研究成果のおもな内容は、次の二点にまとめることできる。第一に、ポスト・ケインズ派における金融理論の新展開を踏まえつつ、ケインズの貨幣経済論の今日的な意義について検証した。第二に、ケインズの見解と対比しながら、カレツキの経済政策論の特質と意義を明らかにした。
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季刊経済理論 第46巻第4号
ページ: 15-24
経済科学(名古屋大学) 第57巻第1号
ページ: 11-30
現代思想 第37巻第6号
ページ: 220-232