研究課題
基盤研究(C)
本研究では、レオン・ワルラスの一般均衡理論の先駆者とされるA.N.イスナールの主著『富論』(1781)を主に取り組み、従来指摘されてきた、ワルラスの主著『純粋経済学要論』との理論的類似性のみを注目するのではなく、その歴史的背景、政策的意図などを改めて検証することによって、社会ヴィジョンにおけるワルラスとイスナールとの決定的違いを明らかにした。これにより一般均衡理論の思想的起源に知らざる一側面を示すことができ,ワルラス経済学の思想的意義はより明確になった。
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彦根論叢 第383号(掲載予定)
滋賀大学経済学部研究年報 第16巻
ページ: 101-112