研究課題
基盤研究(C)
東南アジアに位置するタイ王国における農村部から都市部への国内労働移動を発生させる主たる要因が、部門間の経済格差であり、賃金格差などの所得格差が農村部から都市部への出稼ぎ労働等の労働移動を引き起こしていることが諸経済データおよび労働移動のデータを用いた実証分析で明らかとなった。また、それら経済格差を発生させている主たる要因が、農村部の労働集約型の農業生産性の低迷と、新たな雇用を創出できない農村部における産業構造の変化の遅れであることもまた本研究により裏付けられた。