6地域へのアンケート調査の結果、地域社会への参加度や支え合いの意欲(起業等経済現象も含めて)に関しては、個人の年収や所得水準よりもむしろ都市圏・非都市部(非農業者比率)、子供の有り無し、及び自営業者比率が大きな影響度を示していることが認められた。また、起業においては多くの経営者層が地域社会との結びつきを重視しており、資金調達面において有効にSCが機能している点が検証された。ただ、個人が知覚する幸福度に関しては、数値化されたSCが高い地域とそうでない地域において有意な差異が存在せず、300万円以上の年収世帯においてはほぼ同等の幸福度認識を感じていることも明らかとなった。
|