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2008 年度 実績報告書

中心市街地活性化政策の理論的研究-地域資源の類型化と経済理論による考察-

研究課題

研究課題/領域番号 19530230
研究機関山形大学

研究代表者

是川 晴彦  山形大学, 人文学部, 教授 (40215439)

研究分担者 貝山 道博  山形大学, 人文学部, 教授 (40096392)
砂田 洋志  山形大学, 人文学部, 准教授 (90282194)
西平 直史  山形大学, 人文学部, 准教授 (70344778)
鈴木 明宏  山形大学, 人文学部, 准教授 (30312721)
山田 孝子  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (80272053)
キーワード中心市街地活性化 / 地域資源 / まちづくり / 公共財 / タウジマネジメント / 経済政策
研究概要

(1) 中心市街地における地域特性の数値化・類型化に関する研究では, 各都市が個別に作成している諸指標をベースとして都市間で比較可能な指標を作成することについて, 通行量と地価の関係などに注目しながら考察を行った。また, 各都市の地域資源の保有状況の類型化と活用方法について実態調査と聞き取り調査を行った。その結果, 暮らしやすさ, 非日常性, 観光など多様な中心市街地活性化の目標に応じて求められる資源の種類や保有形態について結論を得た。
(2) 中心市街地の特性に関する理論研究では, 中心市街地が個別に意志決定を行う個店等の集合体であることに注目し, 個店等の意志決定にともなう外部性の問題をどのように解決できるかについて考察した。特に高松市で試みられた土地の所有権と利用権を分離する手法について, 商店街振興組合や自治体の担当者からの聞き取り調査を通じて利点や課題について考察した。外部性の問題の解決には個別の意志決定をコーディネートするタウンマネジメントが必要であるという問題意識のもとで, タウンマネジメントの新たな機能や役割について分析結果を得た。また, クラブ財の視点からまちづくりを考察する研究として, 栗山町の実態調査を行い, 地域通貨の意義について考察を行った。
(3) 中心市街地活性化政策に関する研究では, 盛岡, 徳島, 岐阜, 山口, 豊後高田などにおいて実態調査と聞き取り調査を実施した。その結果, 駅前の再開発や大型店撤退後の跡地利用が中心市街地に及ぼす効果について地域特性が存在することが判明した。また, 地域資源の保有状況, 商圏規模, 大型店の進出状況, 大都市へのアクセスの容易さなど外生的要因に応じた活性化政策のあり方について地域特性に応じた結論を得た。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 山口市中心市街地の実態と活性化政策2009

    • 著者名/発表者名
      是川晴彦
    • 雑誌名

      山形大学紀要(社会科学) 第40巻第1号(近刊)(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 松山市の中心市街地の現状と活性化のための取り組み2009

    • 著者名/発表者名
      西平直史
    • 雑誌名

      山形大学紀要(社会科学) 第40巻第1号(近刊)(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中心市街地活性化におけるタウンマネジメント組織の新たな役割について2009

    • 著者名/発表者名
      笹渕美香
    • 雑誌名

      東北経済学会誌 2008年度版

      ページ: 9-13

  • [学会発表] 中心市街地活性化におけるタウンマネジメント組織の新たな役割について2008

    • 著者名/発表者名
      笹渕美香
    • 学会等名
      東北経済学会
    • 年月日
      20080900

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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