1. 1999年3月から6月にかけてのコソボ戦争の原因、その後のセルビアの動向、2008年2月のコソボ独立の強行およびそのインパクトについて考察した論文「コソボ独立をめぐる諸問題」を2008年4月に発表した。 2. 2008年9月15日から20日にかけて、クロアチアのザグレブを訪問した。ザグレブ大学経済学部ではR・ヨヴァンチェヴィチ教授、I・ドルージッチ教授、I・ビチャニッチ教授、V・スティペティッチ名誉教授 (科学アカデミー会員) に会い、経済研究所ではS・シュヴァリェク所長、I.テオドロヴィッチ博士、M・ヴィゼク博士、P・スタッブス博士、Z・アラリッツァ博士に会い、クロアチア経済の現状、クロアチアが直面する課題について聞き取り調査をした。国際関係研究所では、V・サマルジア博士、A・ボロミサ博士、D・ヴレティッチ博士に会い、安定化・連合プロセスやクロアチアのEU加盟の準備状況について聞き取り調査した。この現地調査により、多くの文献資料を入手し、そして、安定化・連合プロセスの進展度、クロアチアのEU加盟の準備状況、クロアチア経済の現状、クロアチアが直面する諸課題を具体的に理解することができた。 3. 2007年9月に現地調査したアルバニアについて論文にまとめ、2008年9月29日にワルシャワ経済大学世界経済学部で開催されたセミナーで発表し、そこで貴重なコメントを頂戴した。それを参考に、論文を改善し、2009年2月27日に京都大学で開催されたワークショップで発表した。
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