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2009 年度 実績報告書

バンドパスフィルタを用いた景気循環に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530241
研究機関広島大学

研究代表者

山田 宏  広島大学, 大学院・社会科学研究科, 教授 (90292078)

キーワード景気循環 / バンドパスフィルタ
研究概要

バンドパスフィルタなど近年注目を集めている新しい経済時系列分析手法を使用して,研究課題(i):景気総合指数自身および景気総合指数構成系列から景気変動に対応する周期の時系列データを抽出し,その変動の転換点を景気転換点と比較することにより各系列の評価を行うことを通して,景気総合指数の改善提案を行うこと,および,研究課題(ii):景気循環のシンクロナイゼーション(同時性)の程度を実証的に明らかにすることを通して,経済政策運営上の指針となりうる情報を提供することが本研究課題の目的であり内容である。本年度は3年間の研究期間の最終年度にあたる。研究課題(i)については,研究は順調に進み,研究成果をまとめた論文が査読付国際学術誌であるApplied Economics Letters誌に掲載されることが決定している。他方,研究課題(ii)では,研究成果を出版するに至っていない。そこで,今年度は研究課題(ii)を中心に取り組んだ。具体的には,景気循環の連動性の程度を把握する指標であるコンコーダンス・インデックスに関する新たな統計的仮説検定法の開発に取り組んだほか,これまでの研究成果をまとめたディスカッションペーパーに対して寄せられた問題点・疑問点を対応するための改訂を行った。その他,景気循環のシンクロナイゼーションに関する研究分野で最先端のアプローチとして近年注目されているランダム行列の理論を応用した研究に着手した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] A Comparison of Two Alternative Composite Leading Indicators for Detecting Japanese Business Cycle Turning Points2010

    • 著者名/発表者名
      山田宏
    • 雑誌名

      Applied Economics Letters (in press)

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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