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2007 年度 実績報告書

援助の経済成長に与える効果:ケース・スタディによる分析

研究課題

研究課題/領域番号 19530253
研究機関武蔵大学

研究代表者

東郷 賢  武蔵大学, 経済学部, 教授 (30308019)

研究分担者 加藤 篤史  青山学院大学, 経営学部, 准教授 (00286923)
蟻川 靖浩  早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (90308156)
キーワード開発援助 / ボツワナ / 統治
研究概要

2007年度は9月に援助受け入れ国であるケニア,ボツワナに出張し,政府関係者および現地の学者などにヒアリングを行った。その成果は"Development Assistance and Economic Growth:A Case Study of Botswana,"Musashi University Discussion Paper No.48として発表した(Social Science Research Networkの以下のサイトにおいても掲示中)。htt://aers.ssrn.com/so13/aers.cfm?abstract id=1099080
この論文では,アフリカの成功ケースとしてボツワナを取り上げ,経済発展において援助の果たした役割について分析した。その結論は,発展の初期段階において援助の貢献は認められるというものである。また,ボツワナの経済発展には良い「統治」が果たした役割も大きいことが確認された。
2月には,援助供与国であるデンマークの外務省,NGOおよびOECDに出張し,ヒアリングを行った。デンマークは世界で最も援助政策の評価が高い国であるが,その援助政策の考え方,具体的政策について調査を行った。その結果は現在取りまとめ中である。
この他にも途上国の統治指標としてドイツのシンクタンクが発表しているベルテルスマン改革指標について調査分析し,大学の紀要に「ベルテルスマン改革指標(BTI)について」として発表を行った。近年,開発援助が効果的であるためには受け入れ国の良い統治が必要との主張が数多く見受けられるが,各国の統治を指標化したものは数多くあり,その内容についても作成方法や問題点などが知られないままに実証研究などに使用されている。この論文では,当該指標の作成方法やその問題点を明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「ベルテルスマン改革指標(BTI)について」2008

    • 著者名/発表者名
      東郷 賢
    • 雑誌名

      武蔵大学論集 55

      ページ: 67-84

  • [備考]

    • URL

      http://www.musashi.jp/~togo/ArticleJ.html

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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