研究課題/領域番号 |
19530261
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
西垣 泰幸 龍谷大学, 経済学部, 教授 (20180599)
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研究分担者 |
伊藤 敏和 龍谷大学, 経済学部, 教授 (60110178)
寺田 宏洲 龍谷大学, 経済学部, 教授 (40121628)
西本 秀樹 龍谷大学, 経済学部, 教授 (70164605)
新井 潤 龍谷大学, 経済学部, 准教授 (00298738)
佐竹 光彦 同志社大学, 経済学部, 教授 (80196203)
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キーワード | 複素ロジスティック方程式 / 複素力学系 / 複雑系経済学 / カオス / 新S-カーブ理論 |
研究概要 |
西垣と佐竹は、日本の景気循環をカオス理論により実証的に検証するため、低次元の決定論的な周期を検出するための「残差診断法」を適用し分析した。その成果を国際会議(10th International Conference of the Society of Global Business and Economic Development)において報告し、国際学術誌(Global Business and Finance Review)に掲載した。さらに、工業生産額、株価、株価収益率などの複雑な循環的振動を示す時系列データを用いて、複雑性の実証分析を進め論文にまとめた。この成果は、今秋開催される国際会議で報告する予定である。 寺田、西垣、伊藤、新井は、複素ロジスティック方程式の経済学への応用研究として、粗鋼などの鉱工業生産データ、金融・実物資産などの資産ストックデータなどのデータを解析し、シミュレーション研究を進め、論文にまとめた("A further application of complex logistic equation to economics",mimeo)。今後、学術雑誌に掲載する予定である。 寺田は、ケインジアン動学を非線形動学として分析するために、リエナール微分方程式とファン・デル・ポール微分方程式の数学的特性の研究を行い、その成果を上記国際会議において報告した。さらに、この研究を拡張して非強制ダッフイング振動子への応用研究を行い、論文「ボアンカレ=ベンディクソンの定理の非強制ダッフイング振動子への応用」(掲載予定)にまとめた。 西垣、西本、寺田は、複素ロジスティック方程式を含む非線形力学方程式の解軌道をパラメーター付きパターン化(patternized recognition processing with parameters)して分類した知識ベースを構築して、景気や金融変数の複雑な経済事象との適合性比率の計測に取組んだ。この成果を国際会議(4th International Symposium on Management,Engineering and Informatics)にて報告する。
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