研究課題
基盤研究(C)
戦前期日本の金融システムについて次の三つの問題を考察した。第一は戦前期金融システムの特質であり、銀行と市場という二つのサブ・システムはある種の役割分担の関係にあったことが示された。第二は戦前期の金融システムの変化メカニズムであり、資産保有者の金融システムに対する選好が政治過程を通じて制度を決定したということである。第三は戦前期の金融システムの変化の方向に関する問題であり、戦前期の金融システムは戦後の銀行中心のシステムに向かって進化していたということが我々の答えである。
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金融研究 第29巻3号
ページ: 193-238
構造問題と規制緩和(寺西重郎編(内閣府経済社会総合研究所企画監修))(慶応義塾大学出版会)
ページ: 3-44
ページ: xviii-xxv
経済研究所年報(成城大学) 第22号
ページ: 5-52
Monetary and Economic Studies(Bank of Japan) Vol 25, No1
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