研究課題
基盤研究(C)
戦前・戦後を通じた日本の経済発展において銀行の役割が重要であったことは、広く認知されているにもかかわらず、銀行家・銀行経営者に関する体系的な研究は乏しい。日本では明治初期に早くも銀行制度が導入されたが、それらは現代人が「銀行」と呼ぶものとはかなり異質である。制度・法規が整備されたからといって、それに適合的な銀行経営や経営者が直ちに現われるわけではない。銀行経営の主体である銀行経営者(家)に着目し、銀行がどのようにして「銀行」になってきたのかを考察したのが本研究である。
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