研究課題
研究の目的は提携を活用した組織変革プロセスを明らかにすることである。提携が組織変革におよぼす影響を解明することであり、変革主体として提携相手を含む組織変革の段階モデルを構築することである。提携論と組織変革論の境界領域に注目した研究である。提携に関する従来の研究をサーベイし、提携を捉える枠組みとして、学習の視点とパワーの視点、対境担当者の視点を統合する枠組みを提示した。また提携への参加組織のコミットメントの違いを考慮しそれを枠組みに組み込むことを日産等の事例をつうじて明らかにし、提携と組織変革の関係について、コミットメントの程度により、組織変革の内容・範囲・程度・タイミングの違いをもたらすことを考慮した枠組みを設定した。組織変革に関する内外の文献探索をつうじ、変革の事例の蓄積はあるものの、明確な枠組みに基づく解釈が行われていないことが明確となり、変革の段階モデルを提示することの意味が一層明らかになった。組織変革と密接にむすびつく戦略変革(事業変革・製品変革を含む)についての分析もおこなうとともに、原価会計の観点から変革の評価モデルの構築が行われた。提携と組織変革との関連については、従来の研究ではほとんど取り上げられていないことを踏まえ、少数の事例の探索的調査を通じて、認知・導入・実行の各段階に影響を及ぼす要因、段階移行に関わる要因の識別を試み、変革のフェイズモデルを提示した
すべて 2009 2008
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横浜国際社会科学研究 16-6号
ページ: 1-8
経理研究 52号
ページ: 367-376
横浜経営研究 29-1・2号
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横浜経営研究 29-4号
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横浜国立大学経営学部Working Paper No272
ページ: 1-18
横浜国立大学経営学部Working Paper No. 276
ページ: 1-16