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2009 年度 実績報告書

プロフェッショナルスクールにおける教育方法と教材開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530356
研究機関中央大学

研究代表者

磯村 和人  中央大学, 国際会計研究科, 教授 (60241733)

キーワードビジネス教育 / 経営教育 / 教授法開発 / 教材開発 / ケースカンファレンス
研究概要

本研究の目的は、国内外のプロフェッショナルスクールにおいて活用されている教育方法や教材開発について研究を進めることを通じて、日本に適合する新たな方法を開発することにある。本年度は、最終年度であるので、主として研究成果の発表に力を入れ、教育方法の提案、教材開発を行った。
具体的には、まず、実務家向けの教育方法に関して、海外ジャ0ナルに論文を投稿し、掲載が確定している。自らの経験をケースとしてまとめ、参加者のディスカッションを通じて、情報を共有し、新しい視点を相互に学習するというケースカンファレンス形式としてその方法をまとめたことが主な貢献である。続いて、昨年度、調査に訪れた台湾の共同研究者による紹介を通じて、台湾政府主催の国際カンファレンスに参加した。そこでは、日本の人材育成の方向性を理解するための学術講演を実施した。共同研究者とは新たな人材育成フレームワークの形成に取り組んでいる。さらに、昨年度、民間企業と共同研究を実施した成果を踏まえて、・実務家向けのテキストを出版した。合わせて、勤務先で実施しているケーススタディーの成果をビジネス雑誌に掲載して、実務家向けに教材開発を行った。実務家向けにアクセスしやすい形で成果を公表した点で評価できると思われる。
昨年度は、国内のMBA、MOT、アカウンティングスクールを中心に新たな教育方法、教材開発の取り組みについて調査を行ったが、本年度は、海外のビジネススクールを訪問して、フィールド調査、インタビュー調査を実施した。その結果、企業との連携をどのように深めていくか、ビジネス教育に習熟したインストラクターをどのように確保していくかが、国内と同様に大きな課題になっていることが明らかになった。教育担当者の育成をどのように進めていくかが大きな課題であることがわかり、今後の研究方向を明確にすることができたことは意義深いと考えられる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Barnard on leadership development : Bridging action and thinking2010

    • 著者名/発表者名
      磯村和人
    • 雑誌名

      Journal of Management History 第15巻2号(掲載決定(印刷中))

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 会計情報から事業戦略に迫る(3)-ヤマトホールディングス-2010

    • 著者名/発表者名
      高田橋範充・磯村和人, 他
    • 雑誌名

      週刊金融財政事情 第61巻2号

      ページ: 41-46

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      野中郁次郎・磯村和人, 他
    • 雑誌名

      組織は人なり(ナカニシヤ出版)

      ページ: 17-132

  • [学会発表] What employment strategy is needed in Japan?2009

    • 著者名/発表者名
      Kazuhito Isomura
    • 学会等名
      2009 International Conference on Employment Policy Trend
    • 発表場所
      Taipei, Taiwan
    • 年月日
      2009-11-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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