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2008 年度 実績報告書

日本企業の国内回帰現象と国際競争力に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530357
研究機関東洋大学

研究代表者

中村 久人  東洋大学, 経営学部, 教授 (30132111)

キーワード国内回帰現象 / 企業競争力 / グローバル生産 / マザー工場
研究概要

平成20年度における研究成果
(1)具体的内容
これまでの研究成果を、国際ビジネス研究学会第15回全国大会において「日本製造企業の国内回帰現象と国際競争力に関する考察」として発表した。また、国際的な企業競争力の源泉は何かを探求して、東洋大学経営力創成研究センター編『経営力創成の研究』に「資源ベース論からみたマネジリアル・ケイパビリティー持続的競争優位性の構築を求めて-」(第4章、分担執筆)を掲載した。さらに、論文として、東洋大学『経営論集』に「ボーン・グローバル・カンパニー(BGC)の研究」を掲載した。
(2)意義とその重要性
今年度は、まず日本製造企業が国内回帰する理由をさらに掘り下げたが、その結果、それは顧客に対して、付加価値、即時性、生産性という3つの優位性の向上のいずれかに磨きをかけるためであることを明らかにした。
さらに、グローバル生産のなかで日本のマザー工場は、各国での新機種(製品)や生産ライン・工場の立ち上げの支援、量産化や少量生産の支援、製品開発やモデルチェンジにおけるQCDのつくり込みと各国工場への移管、材料・部品調達の企画・立案によるグローバルな最適調達体制の確立、グローバルな視点での生産拠点の有効利用、などの機能を果たしていることを明らかにした。また、「中国リスク」を念頭に置き、技術・製品開発の観点から日本拠点と中国拠点の役割についても検討した。
最後に、資源ベース論的アプローチにより持続的競争優位性を構築するためのマネジリアル・ケイパビリティの重要性を明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ボーン・グローバル・カンパニー(BGC)の研究2008

    • 著者名/発表者名
      中村 久人
    • 雑誌名

      東洋大学経営論集 第72号

      ページ: 1-16

  • [学会発表] 日本製造企業の国内回帰現象と国際競争力に関する考察2008

    • 著者名/発表者名
      中村 久人
    • 学会等名
      国際ビジネス研究学会第15回全国大会
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2008-10-26
  • [図書] 経営力創成の研究2009

    • 著者名/発表者名
      東洋大学経営力創成研究センター編
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      学文社
  • [備考]

    • URL

      http://www.toyo.ac.jp/fba/pblsh_j.html

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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