本研究は、損害保険会社の効率性が、いかなる経営の要素によって左右されるかを解明するものである。2007年度には、過去36年間のデータを用いて、契約ポートフォリオと経営効率性の関係について分析した。この成果は、2008年7月にシドニーで開催された、アジア太平洋リスク保険会議(APRIA)の年次大会で報告し、現在、同学会誌に投稿中である。 2008年度には、説明変数として、ポートフォリオ比率、および市場占有率の二つを採用し、さらに説明変数にいくつかの要因を付け加えて分析をおこなった。この成果は、2009年7月に北京で開催されるアジア太平洋リスク保険会議の年次大会で報告する予定である。
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