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2009 年度 実績報告書

金融コングロマリットの経営効率性とその経営上の問題点-日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530378
研究機関九州大学

研究代表者

久原 正治  九州大学, 経済学研究院, 教授 (00319485)

キーワード金融コングロマリット / 金融機関経営 / 経営戦略 / 経営組織 / 投資銀行
研究概要

本年度は研究機関の3年目である。昨年に引き続き米国の金融コングロマリットに特に重点を置き、その経営戦略、組織、リーダージップの問題について事例研究を進めた。2009年8月には米国に滞在し、折から開催されたAcademy of Management世界大会に参加し、また現地の大学を訪問し研究会に参加することで、世界中からの研究者との意見交換を行うことができた。その成果がいくつかの論文につながっている。
100年に一度といわれる2008年に起きたサブプライム危機に端を発する世界的な金融コングロマリットの経営の問題の表面化は、本研究に絶好の事例研究の機会を与えた。そこで、この絶好の機会を研究に最大限活用するため、特にサブプライム危機による影響の大きかった投資銀行に的を絞り、折から発表さえる様々な資料、論文、書籍を渉猟し、金融コングロマリットの代表の一つである米国投資銀行の経営の成否を分ける要因の経営学研究をまとめていった。その成果は、現在印刷中の論文「投資銀行経営は変わるのか-外部環境変化と経営再生の方向-」(全29ページ)に集約されている。研究テーマがタイムリーなテーマとなったこともあって、2009年後半からは、これまでの研究の成果の発表を各地の学会等で求められ、特に投資銀行の経営に関するテーマでの研究発表が続いている。
このように、3年前、サブプライム危機が発生する前に設定した研究テーマは、非常に現実的に意義の大きい研究テーマとなっており、最終年度である平成22年度に向けて、その研究の最終成果をまとめていきたい。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] 投資銀行経営は変わるのか―外部環境変化と経営再生の方向―2010

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 雑誌名

      九州大学経済学会「経済学研究」 第76巻第6号(印刷中)

      ページ: 29

  • [雑誌論文] 米銀のリスク管理と経営組織問題が示唆する邦銀の課題2009

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 雑誌名

      金融ジャーナル 633号

      ページ: 20-23

  • [雑誌論文] サブプライム危機と事業の目的と使命2009

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 雑誌名

      日本経営学会第83回大会報告要旨集

      ページ: 50-57

  • [学会発表] 投資銀行経営組織の再生2010

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 学会等名
      証券経済学会九州部会
    • 発表場所
      熊本学園大学
    • 年月日
      2010-03-20
  • [学会発表] 投資銀行経営の再生2010

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 学会等名
      金融財務研究会
    • 発表場所
      金融財務研究会
    • 年月日
      2010-03-08
  • [学会発表] 投資銀行経営の将来2010

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 学会等名
      証券経営研究会
    • 発表場所
      証券経済研究所
    • 年月日
      2010-02-02
  • [学会発表] サブプライム危機と投資銀行の再生2009

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 学会等名
      日本証券経済学会第72回全国大会
    • 発表場所
      松山大学
    • 年月日
      2009-10-25
  • [学会発表] サブプライム危機と事業の目的と使命2009

    • 著者名/発表者名
      久原正治
    • 学会等名
      日本経営学会第83回全国大会 統一論題報告
    • 発表場所
      九州産業大学
    • 年月日
      2009-09-04

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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