研究概要 |
1.研究会を開催しての文献研究 行動ファイナンスの研究成果を会計学へ応用ないし適用する研究の可能性について、文献研究を行った。対象となった文献は、Journal of Accounting and Economics vol.38,2004(行動ファイナンス特集号)に掲載された論文と、Tirole (2006),"The Theory of Corporate Finance,"Princeton University Pressであった。また、本研究プロジェクトにおいて動学モデルの構築を予定しているので、Michael et al. (2001),"Mathematics for Economics," MIT Pressの文献研究を行った。 2.財務会計関連の研究 行動ファイナンスと利益操作は密接な関係にあると考えられるので、研究代表者の山本は、企業の株式所有構造と利益操作との関係を解明する理論モデルを構築し、その実証分析を行った。この研究成果は、現在、『管理会計学』(日本管理会計学会学会誌)に投稿中である。 3.行動ファイナンス関連の研究 研究分担者の加藤は、行動ファイナンスの理論を応用した著書を発表している。
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