行動ファイナンスの会計学への応用

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19530404
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 会計学
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 山本 達司 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (80191419)
• 研究分担者: 加藤 英明 (80177435) ; 太田 亘 (20293681) ; 胡 丹 (10386667)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 財務会計 / 行動ファイナンス

研究概要

これまでの経済学では合理的な行動を行う個人が仮定されてきたが、実際、個人は必ずしも合理的な行動を行うとはかぎらない。近年、このことに注目して経済理論を再構築しようとする動きが活発になっている。それが、行動経済学、行動ファイナンスである。本研究では、行動経済学、行動ファイナンスの理論を用いて、日本における会計関連の現象がなぜ生じるかを説明する理論を構築し、かつそれをケース・スタディにより実証的に検証した。

研究成果

• [雑誌論文] 市場の非効率性とTOB-日本における理論とケース- (2009)
  • 著者名/発表者名: 山本達司
  • 雑誌名: 管理会計学 第17巻第2号 ページ: 49-64
• [雑誌論文] Takehide Hirose and Marc Bremer, Can Margin Traders Predict Future Stock Returns in Japan? (2009)
  • 著者名/発表者名: Hideaki Kato
  • 雑誌名: Pacific Basin Finance Journal vol.17 ページ: 41-57
  • 査読あり
• [雑誌論文] 中国における証券市場の発展と会計基準のグローバル化 (2009)
  • 著者名/発表者名: 胡丹
  • 雑誌名: 経済科学 第56巻 ページ: 1-12
• [雑誌論文] Corporate Restructuring in Japan: Who monitors the monitor? (2008)
  • 著者名/発表者名: Hideaki Kato, Kotaro Inoue, Marc Bremer
  • 雑誌名: Journal of Banking and Finance vol.32 ページ: 2628-2635
  • 査読あり
• [雑誌論文] リース会計基準の変更による企業業績に及ぼす影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 胡丹
  • 雑誌名: 会計 第171巻 ページ: 749-763
• [学会発表] ドイツのIFRS導入とその実証的証拠 (2009)
  • 著者名/発表者名: 胡丹
  • 学会等名: 日本会計研究学会中部部会第122回大会
  • 発表場所: 名古屋商科大学
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] Earnings Management at Initial Public Offerings in Japan (2008)
  • 著者名/発表者名: Asano, N., Y. Kusu, A. Shiba, T. Yamamoto
  • 学会等名: 9th Annual Conference Asian Academic Accounting Association
  • 発表場所: Dubai
  • 年月日: 2008-11-30
• [学会発表] M&Aにおける企業評価―行動ファイナンスの視点から― (2008)
  • 著者名/発表者名: 山本達司
  • 学会等名: 日本管理会計学会
  • 発表場所: 甲南大学
  • 年月日: 2008-08-30
• [図書] 野球人の錯覚 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤英明・山崎尚志
  • 総ページ数: 165
  • 出版者: 東洋経済新報社