平成21年度は、研究計画に基づき、 (1)8月にイタリア・トリノ市で開催された国際学会 ESSE2010(The Association for European English Studies)に参加し、特別セッションWRITING SCOTTISH LITERARY HISTORIES(スコットランドの文学史)などに参加し、スコットランド語、スコットランド文学に関する最新の研究動向を把握することができた。 (2)さらに9月には国際学会RNLA(地域・言語・国家に関する国際学会)(8月30日~9月4日 滋賀医科大学)に参加し、近代日本文学(芥川龍之介「羅生門」)をとりあげ、スコットランド文学との比較研究発表を行った。また、同学会の発表を開くことで、現在のスコットランド議会および「欧州委員会」の取り組みから、日本の地域言語保護促進に向けて政府・地方議会が住民の意向をどのように反映していくのか、その可能性と具体的な政策立案プロセスについての研究を行った。
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