研究概要 |
本研究は,「障害のある人が人間として尊厳を持ち自らのライフスタイルを選択できる社会」をいかに築いくのかという視点から,障害家族への包括的な社会的支援のあり方について構想しゆく研究の一環としてある。 (1)障害のある子、とりわけ重度知的障害と呼ばれる子を抱える家族の困難の根本的問題を明らかにすること (2)障害のある人を排除する日本社会の仕組みを明らかにすること (3)「障害の医学モデル」による専門的支援の限界とその問題性を明らかにすること (4)現状の医療・保健、教育、社会福祉分野の支援の基本的枠組みにおける「障害の医学モデル」と専門的支援の関係を明らかにすること (5)障害当事者運動がもとめた「障害の社会モデル」に基づく支援、障害のある人の尊厳ある支援とは、どのような支援かを構想すること
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