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2007 年度 実績報告書

NPOによるシングルマザーの就労支援に関する日韓仏国際比較

研究課題

研究課題/領域番号 19530456
研究機関岡山県立大学

研究代表者

近藤 理恵  岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (60310885)

キーワード母子自立支援プログラム / 韓国の母子福祉
研究概要

1.2005年に日本のシングルマザーを対象に行った「母子家庭の就労を困難にしている要因に関するアンケート調査」を、韓国のシングルマザーを対象に行った。調査項目は大きく(1)就労困難性に関する項目、(2)資格とキャリアに関する項目、(3)子育て環境や情報等に関する項目、(4)女性の労働観と子育て観に関する項目、(5)シングルマザーの差別に関する項目、(6)基本的属性に関する項目からかる。現在、日本のデータと韓国のデータを比較分析しているところである。
2.福岡県母子家庭等就業・自立支援センター、福岡市母子家庭等就業・自立支援センター、京都市母子家庭等就業・自立支援センター、及びしんぐるまざあずふぉーらむ関西のスタッフの方々を対象に、母子自立支援プログラムの現状と課題、及びシングルマザーの就労困難性に関するインタビュー調査を行った。本調査より、以下のことが明らかとなった。(1)プログラムの広報を充実させる必要がある。(2)母子家庭等就業・自立支援センターの利用者のニーズをカテゴリー化して理解する必要がある。(3)ケースマネジメントの際に、ライフステージの表を使用しながら、母子自立支援プログラム策定員と利用者が具体的にプランを立てることは有効である。(4)一般的な職業訓練に付け加え、シングルマザーの自己肯定観を高めたり、母子家庭固有の就労と生活に関する女性労働教育やアドバイスを充実していく必要がある。(5)職業教育、職業訓練中の所得保障を充実していく必要がある。(6)母子家庭就業・自立支援センターとハローワークの連携を強める必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] リスク社会における日韓の低所得シングルマザーに対する就労支援-非営利組織活動を中心にして-2007

    • 著者名/発表者名
      曹 興植, 近藤 理恵
    • 雑誌名

      現代の社会病理 22

      ページ: 53-70

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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