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2008 年度 実績報告書

過疎山村、十年の変化-合併、少子化を経た、ある山村(大分県中津江村)の追跡調査-

研究課題

研究課題/領域番号 19530458
研究機関県立広島大学

研究代表者

山本 努  県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (60174801)

キーワード過疎 / 農山村 / 市町村合併 / 少子高齢化 / 社会参加 / 地方
研究概要

1、平成19年度、調査対象地(大分県中津江村)の基本的情報の収集、および、調査票による住民調査データの蒐集が一応は終わったので、平成20年度は調査データ分析を進めて、さらに追加の聞き取り調査を付加した年度であった。
2、19年度に単純集計は、完了しているので、それを元にさらにいくつかの統計分析を加えて、20年度は、生活構造・生活意識の基本的分析を試みた。またその調査結果について、現地(中津江村)で調査結果報告会なども適宜、開いてきた。
3、さらに計量社会学的分析、山村集落の事例調査をも蓄積しつつあるが、研究成果は、研究組織内の研究会で報告し、情報を共有し今後の研究の土台になってきた。20年度には、合併問題や地域交通問題などに関して、初発的な段階だが、学会報告や論文を発表することもできた。
4、前回1996年調査との比較を分析の一つの重要な焦点に据えているが、比較分析のための準備(前回調査の集計を行うためのデータの準備、それによる基本集計表の作成など)も進んだ。中津江村に加えて、適切な調査地域をもう一つ追加出来れば好ましいと思っていたが、中国山地での農村調査(調査票をつかったデータ蒐集)も進行しつつある。20年度には、データセットをほぼ利用できるところまで作業が進んでいる。さらに中津江村での商店の聞き取り調査が、同村の商工会長の協力を得て、20年度にスタートした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 過疎農山村における市町村合併の課題一地域集団への影響をもとに2009

    • 著者名/発表者名
      高野和良
    • 雑誌名

      社会分析 36

      ページ: 35-47

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「市町村合併の社会学」によせて2009

    • 著者名/発表者名
      山本努
    • 雑誌名

      社会分析 36

      ページ: 1-2

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 山村集落の過疎化と棚田オーナー制度の試み2008

    • 著者名/発表者名
      山本努
    • 雑誌名

      現代の社会病理 23

      ページ: 17-28

    • 査読あり
  • [学会発表] 過疎高齢化と高齢者の社会参加活動2008

    • 著者名/発表者名
      高野和良
    • 学会等名
      西日本社会学会
    • 発表場所
      活水女子大学(長崎)
    • 年月日
      2008-05-11

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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