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2008 年度 実績報告書

ローティーンのファッションとメイクにアーケードゲームがもたらす効果の社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530469
研究機関武蔵大学

研究代表者

栗田 宣義  武蔵大学, 社会学部, 教授 (10205198)

キーワードファッション / メイク / ローティーン / 女性ファッション誌 / アーケードゲーム / 内容分析 / バネル調査
研究概要

昨年度の第一波に続き、質問紙法に基づくパネル調査第二波を実施した。パネル調査のレスポンデント構成における有効票は、便宜的に昨年度の学年に対応表記するならば、実験群としての10歳(小学4年生)から12歳(小学6年生)までの女性サンプルが併せて138名と、内部統制群αとしての13歳(中学1年生)から15歳(中学3年生)までの女性サンプルが併せて132名、内部統制群βとしての16歳(高校1年生)から18歳(高校3年生)までの女性サンプルが併せて115名、合計385名であった。実験群となるローティーンのこの時期は、彼女たちを取り巻く疑似環境は急速に、「ファッション誌に傾斜したジェンダー化」一色に染まってゆく。アーケードゲーム「オシャレ魔女ラブandベリー」の消費者たるこの時期の彼女たちは、同時に、疑似環境下においても、若者ファッションの聖地を崇める「渋谷マルキュー年齢」であり、性愛をめぐっては、恋愛至上主義に嵌り込んでゆく「ロマンチック・ラブ・イデオロギーの社会化タイミング」および「強制的異性愛の社会化タイミング」を迎えており、メイクに関しては初めての「化粧洗礼」そして神経質までの「無臭規範の社会化タイミング」の時期であり、エステなどを意識しはじめる「美容に係わる接触第1波」と、より劇的な「美容整形に係わる衝撃第2波」を続けざまに経験してゆくことが確認されている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 「ファッション系統」の計量社会学序説2009

    • 著者名/発表者名
      栗田宣義
    • 雑誌名

      武蔵大学総合研究所紀要 18

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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