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2007 年度 実績報告書

北大西洋における家族の比較史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530482
研究機関桃山学院大学

研究代表者

清水 由文  桃山学院大学, 社会学部, 教授 (40132352)

キーワード北大西洋家族システム / ケンブリッジ・グループ / 人口センサス / NAPP / IPUMUS / イギリス / アメリカ / ノルウェー
研究概要

1.北大西洋家族システム地域における家族を比較史的に捉える理論的枠組構築のために、まずイギリスで先駆的研究をしている「人口史・社会構造史に関するケンブリッジ・グループ」の歴史を1963年から追跡する作業をおこなった。そのためにケンブリッジ大学のTony Wrigley名誉教授、Richard Smith教授、およびエセックス大学のRichard Wall上級研究員にヒアリングを行い、ある程度そのグループのアウトラインを理解することができた。
2.ノルウェーの人口センサスに関しては、トロムセ大学のGunar Thorvaldsen教授およびベルゲン大学のArne Solli准教授から1801年、1861年、1900年のデータベースを入手したが、とくにNAPPデータに欠けている世帯構成の変数を得ることができたことは本研究にとって貴重であるといえる。
3.アイスランドの人口センサスに関しては、アイスランド統計局のOlof Gardarsdottir博士からアイスランド・センサスの情報を得たが、1870年にほぼデータベース化が完了しているが、1901年のデータは未だ行われていないことがわかった。
4.当初定していなかったスウェーデンの家族研究史に関して、ウメオ大学人口センターのAnders Bxandstrom教授とSoren Edvinsoon准教授から北部スウェデンの家族、人口史研究情報を、またルンド大学経済人口センターのTommy Bengtsson教授およびMartin Dribe准教授から南部スウェーデンの家族、人口史研究情報をそれぞれ得ることができた。
5.アメリカではミネソタ人口センターでSteven Ruggles教授の協力でIPUMUSデータの情報およびデータベースをある程度入手することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 19世紀末アメリカにおけるアイルランド人移民の家族構造2008

    • 著者名/発表者名
      清水 由文
    • 雑誌名

      桃山学院大学総合研究所紀要 33-3

      ページ: 83-127

  • [雑誌論文] 19世紀末イングランド・ウェールズにおけるアイルランド人移民家族の研究2007

    • 著者名/発表者名
      清水 由文
    • 雑誌名

      桃山学院大学総合研究所紀要 33-1

      ページ: 1-46

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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