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2007 年度 実績報告書

保健医療ソーシャルワークに関するコンピテンス指標開発のための実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530515
研究機関東海大学

研究代表者

小原 眞知子  東海大学, 健康科学部, 准教授 (50330791)

キーワードコンピテンス / ソーシャルワークの専門性
研究概要

研究目的:本研究は、保健医療ソーシャルワークのコンピテンシーの構成要素を決める要因を明らかし、その上で、コンピテンシーの向上が「問題対処行動」の実行を促進し、結果としてストレス反応が緩和するのではないかという仮説の検証を目的とし2つの調査を行った。研究方法:1つ目の調査は医療現揚に勤務しているソーシャルワーカーを対象者として,フォーカスグループインタビューを行った.インタビュー調査の結果、ミクロに関するコンピテンスとメゾ・マクロに関するコンピテンスが抽出された。2つ目の調査は2006年4月からの2年間の日本医療社会事業入会者のうち、大学教員等を除いた医療ソーシャルワーカー、616名に郵送調査を行った。有効回答数は343票であった。主な調査内容は、基本属性,コンピテンシー、ストレッサーとストレス反応、問題対処行動を測定し分析を行った。研究結果:コンピテンシーの向上には、ソーシャルワーカーとしての経験年数や管理職業務の有無等の要素が関連していた。さらにこのコンピテンシーの向上は、「問題対処行動」の実行を促進し、結果としてストレス反応を緩和するということが明らかになった。以上のことから、コンピテンシーの向上は利用者中心の支援と地域において患者中心のネットワーク作りと,ミクロからメゾ,マクロまでの幅広い業務が可能となり、さらに地域資源との関係性も構築することも得意とする分野であることが明らかになった。さらにソーシャルワーカーがコンピテンシーの向上が問題対処行動の促進につながり、ストレス軽減に影響を与えることが明らかになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 保健医療ソーシャルワークに関するコンピテンス指標開発のための実証的研究2008

    • 著者名/発表者名
      小原 眞知子
    • 雑誌名

      研究奨励補助計画報告書 32

      ページ: 111-115

  • [学会発表] 保健医療ソーシャルワークに関するコンピテンス指標開発のための実証的研究2008

    • 著者名/発表者名
      小原 眞知子
    • 学会等名
      東海大学研究フォーラム2008
    • 発表場所
      東海大学
    • 年月日
      2008-03-07
  • [学会発表] 保健医療ソーシャルワーク専門性構造に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      小原 眞知子
    • 学会等名
      日本医療福祉学会
    • 発表場所
      田園調布学園大学
    • 年月日
      2007-08-24

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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