• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

保健医療ソーシャルワークに関するコンピテンス指標開発のための実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530515
研究機関東海大学

研究代表者

小原 眞知子  東海大学, 健康科学部, 准教授 (50330791)

キーワードソーシャルワーク / コンピテンシー / 保健医療分野
研究概要

<研究の目的>本研究では概括的な整理に加え、実証的な立場から、国内の実践を分析することに加え、欧米の実践の分析を行い世界的動向から本研究を深める。本研究ではわが国の特性を考慮したソーシャルワークの専門的コンピテンスの枠組みを提示することにより、社会福祉援助技術の発展に寄与できると共に、今後の保健医療ソーシャルワーク教育に貢献できると考える。平成20年度研究計画は第1に欧米の保健医療領域のソーシャルワーク専門家からのインタビュー調査を行った。特にソーシャルワーク援助技術で発展的な米国のミシガン大学病院およびオーストラリアのクイーンズ州立大学病院において実践現場のソーシャルワーカーに対してインタビュー調査を行った。逐語録から質的分析を用いてコンピテンスの構成要素を抽出することを試みた。一連の援助展開から援助者の価値・倫理観,援助の視点,知識,技術,アセスメントの枠組み,援助方針と援助実施への連動,再アセスメントの視点,事後評価の視点,理論,技法などを明らかにした.さらに米国・オーストラリアのソーシャルワーク教育、ソーシャルワーク資格のあり方などの相違の比較検討を行った。第2に我が国の保健医療領域のソーシャルワーク専門家と協働して日本の現状及びコンピテンスに関する概念整理を行った。欧米の教育をうけた者によってソーシャルワーク教育及びキャリアコンピテンシーの分析を試みた。さらに、我が国のソーシャルワークコンピテンシー向上の現状と阻害要因になっているものを検討した。以上、日米豪のソーシャルワークコンピテンシーの比較結果、資質的要因、専門的知識、技術を身につけるためにソーシャルワーカーとしての経験を積む必要があること、就職後の職場内外でのスーパービジョン体制、専門研修の積み上げによりコンピテンシー向上につながることが明らかになり、2007年度の研究を裏付けるものになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 保健医療ソーシャルワークに関するコンビテンス指標開発のための実証的研究2008

    • 著者名/発表者名
      小原眞知子
    • 雑誌名

      研究奨励補助計画報告書(東海大学総合研究機構) 32

      ページ: 111-115

  • [学会発表] ケアマネジメント業務における専門性の構造についての-考察2008

    • 著者名/発表者名
      小原眞知子
    • 学会等名
      日本医療社会事業学会
    • 発表場所
      沖縄県コンベンションセンター
    • 年月日
      2008-05-24
  • [学会発表] 医療ソーシャルワーカーのストレスに対する問題対処行動について2008

    • 著者名/発表者名
      田代直子 小原眞知子
    • 学会等名
      日本医療社会事業学会
    • 発表場所
      沖縄県コンベンションセンター
    • 年月日
      2008-05-24

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi