研究課題/領域番号 |
19530518
|
研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
金子 光一 東洋大学, 社会学部, 教授 (30255153)
|
研究分担者 |
西郷 泰之 大正大学, 人間学部, 教授 (30266241)
山本 真実 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 准教授 (20337695)
小倉 常明 淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (30352701)
|
キーワード | 福祉多元主義 / 児童福祉 / 児童福祉政策史 / 公私関係 / 保育サービス / 民営化 / イギリス / デンマーク |
研究概要 |
研究期間3年目の最終年度にあたる平成21年度は、研究成果の報告に力を入れた。金子光一(研究代表者)は、5月に行われた社会事業史学会第11回大会において「国家責任主義への移行過程に関する一考察」というテーマで国家責任主義に移行する過程を民間福祉部門との関係で報告した。また、その内容を東洋大学社会福祉学会機関誌『東洋大学社会福祉研究』第2号に掲載した。西郷泰之(研究分担者)は、オーストラリアにおけるアジア太平洋地域虐待防止学会で、Efficacy and Issue of a Voluntary Home : Visiting activity in Japanと題する報告を行った。山本真実(研究分担者)は、「イギリスの児童養護施策理念に関する一考察-『カーティス報告』から学ぶもの-」と題する論文を、大正大学社会福祉学会機関誌『鴨台社会福祉学論集』に投稿し、『児童のケアに関する委員会報告』(Report of Care of Children Committee、(Cmd.6922)、通称、『カーティス報告』)に焦点を当てながら、養護を必要とする児童に対する責任の所在を分析した結果を公にした。小倉常明(研究分担者)は、日本地域福祉学会第23回大会で、ボランティアマネジメント理論を検証した結果を「ボランティア・コーディネートに関する一考察」として報告し、さらに、社会事業史学会第11回大会において、「明治末期における生活困窮者対策の公私関係~辛亥救済会と大阪弘済会~」というテーマで、公的資金が投入された日本の民間団体について歴史的に検証した結果の報告を行った。 最後に3年間の研究成果を、『平成19年度~平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書』にまとめ、平成22年3月12日に刊行した。
|