研究課題
本年度においては、昨年度において実施したフォーカスグループインタビューに基づき、具体的な問題点の抽出と、その解決方法に関する整理を行うものとする。主として、本研究申請における研究者がこれまで得られた調査データ、さらに研究資料を取りまとめる形で、担当する役割に関して各論点をまとめたものである。なお、全体像としては、上記に関する具体的な問題点に関して、対象者の職務内容、勤務形態、経験年数などの側面より整理を行うとともに、解決方法に関しては、手段的サポート、情緒的サポート、などの諸側面より整理を行い、こうした知見をさらに、医療機関の施設方針や経営理念などの観点からも総合的に検討が行われた。さらには、昨年度から検討を行っている欧米諸国における、いわゆるコンピテンシーを軸とした先行研究についても同様に研究を展開し、これにより、上記の検討において抽出された諸要因に関して、コンピテンシーの理論的枠組に基づき、より学部教育プログラムの観点からのアプローチが可能になった。また本年度は社会福祉士の法改正に基づき、そのカリキュラムの現状と、今後の方向性に関して検討を行なったものである。
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新潟医療福祉学会誌 8(2)
ページ: 72-76