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2007 年度 実績報告書

高齢化する福祉社会におけるホームヘルパーが抱えるジェンダー問題

研究課題

研究課題/領域番号 19530522
研究機関金城学院大学

研究代表者

杉本 貴代栄  金城学院大学, 現代文化学部, 教授 (20206428)

研究分担者 大塚 陽子  立命館大学, 政策科学部, 准教授 (30368021)
キーワードジェンダー / ケア / ホームヘルパー / 女性労働 / 介護保険 / 非正規雇用 / パート労働
研究概要

介護保険制度下におけるホームヘルパーの就労実態を明らかにし、介護保険を支える課題を明らかにすることが研究の目的である。そこで第1年目の2007年度では、勤務先・雇用形態・資格別にサンプリングした多様なホームヘルパー(主として30-50代の女性ホームヘルパー)を対象として調査を行うことにより、ホームヘルパーの抱える課題、特に既婚女性ヘルパーの抱える生活と就労をめぐるジェンダー課題を明らかにすることを試みた。
その結果として、いずれの勤務先においてもホームヘルパーには、雇用の多様化(非正規化)が進行していること、しかしその一方では、中途入職でも正規という道が開けている希有な仕事であるという相反する特徴が明らかとなった。女性ホームヘルパーたちは、家族のライフステージと調和する働き方としてホームヘルパーを選び、やりがいのある価値ある仕事と認めながらも、その価値に見合わない労働条件の悪さに不満を持っている。
また、ホームヘルパーに対して特徴ある制度を実施している、長野県栄村の「げたばきヘルパー」に注目し、介護保険下におけるホームヘルパー制のありかたの一例として現地調査を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文]

    • 著者名/発表者名
      杉本 貴代栄

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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