この研究で、もの忘れ外来において認知症の診断を受けた患者の家族介護者の認知症療養過程への適応を促すための6カ月にわたる心理福祉・教育的な介入の効果を、介入を受けない対照群、との比較において検証するものである。ベースライン、6か月、12か月の3時点について、9つのアウトカムの変化を調べた結果は、MMSEとBPSD(NPIによる)に3時点での変化とグループ間のパターンに差が有意に認められた。介入グループでは、6か月後には、NPIの値が下がり、1年後にも上昇は少なく、介入の効果が表れたものとみられる。
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