研究概要 |
本研究は、スクールソーシャルワーク(以下、「SSW」とする)福祉の子ども家庭相談体制に位置づけ、SSWを福祉ニーズに対応するについて、実際に実態調査からプログラム作り・その普及・養成プログラムも視野に入れることを目的としている。目的実行には、1)SSWの対象とする学校における福祉ニーズの測定、2)実際に実施している大阪のSSWの整理、3)先進している海外におけるSSWの調査、4)ニーズからその対応プログラムの検討、5)SSWの実践モデルの策定とその効果測定、6)モデルの普及が必要かと考え、3カ年による計画を立案した。そのうち、平成21年度は3年目に辺り、2年目に調査を行ったインタビューの分析を完成させ、実践モデルを策定した。19年度から継続して、SSW研究会を21年度に8回実施してきた。最終年度であるため、3年間の研究をまとめ、SSWハンドブックとして作成し、全国の教育委員会、SSW実践者、養成校、研究者に送付した。 3年間で研究会21回,学会発表17回、論文・図書17本、先進地大阪として、実践のみならず研究として学会、養成校協会に発信し続け、2009年からの養成の開始、学会の大会シンポジウムへの招聘を7回受けてきた。さまざまな形で発信し、本研究が影響をもたらし意義があったといえる。
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