研究課題/領域番号 |
19530538
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
室田 保夫 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90131614)
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研究分担者 |
今井 小の実 大阪体育大学, 健康福祉学部, 准教授 (20331770)
倉持 史朗 同志社大学, 社会学部, 講師 (70411056)
原 佳央理 相愛大学, 人間発達学部, 講師 (50441093)
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キーワード | 博愛社 / 児童養導施設 / 社会福祉史 / 児童福祉 / 小橋実之助 |
研究概要 |
今年は3年にわたる研究の第1年目あたり、主に博愛社所蔵している史料調査とその撮影、保存、そして小橋勝之助の日誌解読等を中心におこなった。以下、それについて記しておく。 まず、全体的な研究と打合せ会、そして保存作業についてであるが、平成19年5月6日(於博愛社)に研究に関わるメンバーが全員初めて集まり、3年間の計画と今年度の計画等を話し合い、確認作業をした。代表者の室田が、博愛社及び関係人物に関して、これまでの研究史の報告をした。その際、所蔵されている史料の確認作業も併せて行った。そしてメーリングリストを作成し連絡と情報の共有を行うことにし、事務局に片岡優子が就いた。6月29日(於博愛社)に史料の保存作業について打ち合わせを行った。8月7日と8日(於博愛社)には史料整理と今後の作業の打合せ会と重要史料の調査を行った。9月8日〜9日(於博愛社)に、専門家の鎌谷かおる氏(協力者)より撮影方法についての説明を聞き、その後、総勢10人でもって2日間にわたって撮影作業と保存作業を行った。11月23日(於博愛社)に史料の撮影作業と保存作業。翌、平成20年1月6日(於博愛社)に続きの撮影作業と保存作業を行い、重要な史料や日誌については多く保存することが出来た。3月19日(於関西学院大)に今年度の研究と作業の確認、及び次年度の計画についての検討を行した。 次に、小橋勝之助の日誌の解読、翻刻作業については、19年度、関西学院大において、毎週(火曜日)に行った。この作業にかかわったのは室田、鎌谷かおる、片岡優子である。その成果の一部は2回にわたって『関西学院社会学部紀要』に発表している。また平成19年11月に協力者の竹林徑一氏の編によって、博愛社の教会の記念誌写真で見る聖購主教会の100年』(聖購主教会)が刊行された。そして、次年度からの研究に備え、博愛社の機関誌『博愛月報』を製本化した。
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