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2008 年度 実績報告書

東アジアからのケアワーカー導入に際する異文化意識緩和に向けた福祉実習教育の方法

研究課題

研究課題/領域番号 19530545
研究機関九州看護福祉大学

研究代表者

益満 孝一  九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (40296372)

研究分担者 西原 尚之  福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (50316163)
中里 操  西南学院大学, 人間科学部, 准教授 (90269366)
李 玄玉  九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 准教授 (80373158)
茶屋道 拓哉  九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 専任講師 (10412785)
田中 顕悟  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 専任講師 (30340368)
キーワード社会福祉 / 国際社会福祉 / 異文化間意識緩和 / 福祉実習教育 / 異文化福祉実習
研究概要

現在,経済連携強化とともに人材交流について経済連携協定(EPA)や自由貿易協定(FTA)によって,インドネシアやフィリピンからの看護師・介護福祉士候補の受け入れ,さらには韓国釜山市からの介護ヘルパーのインターンの派遣が報道されている。
本研究は外国人介護者側に焦点を当て,異文化意識緩和にむけ福祉実習教育のあり方について、専門職養成という人材育成支援に関する国際的研究である。
本年度は,異文化間意識の緩和に関する援助関係の課題とその異文化間意識緩和を促進する福祉臨床教育のありかたを具体なプログラムにするために聞き取り調査などを実施した。第1の研究協力者は兵庫県の特別養護老人ホームのボランティアに聞き取り調査の協力が得られた。ボランティアの多くが韓国に旅行もしており,韓国文化の異文化体験者(約10名)である。これは受け入れ側の異文化意識の緩和を明らかにする上で意義が高かった。倫理面については十分配慮し,文書による承諾を得られたデータをもとに分析を行った。本調査は韓国で発表される予定である。
また,第2の研究協力者は異文化緩和の教育プログラムを作成する上で,実習受け入れ先の施設長などにも聞き取り調査が実施できたことで,実習前教育プログラムを作成する上で実習の全体像が把握できたことは本研究を進める上で大きかった。
本年度は,海外研究協力者がサバティカルで来日し,研究協議を頻繁に行うとともに,実習前教育プログラムについて詳細に研究協議ができた意義は大きかった。構成的グループエンカウンター方式を活用した異文化意識緩和の教育プログラム作成とその効果について準備ができた。
次年度は,異文化意識緩和の教育プログラム作成とその効果について,日本実習前の韓国学生に実施して教育プログラムを充実させる。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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