研究課題
基盤研究(C)
本研究は、平等主義を標榜する人々の心の中に、格差や不平等を容認し正当化しようとする態度が潜んでいることを、日本的学歴階層社会の捉え方の検討を通して検証した。人々は、ある次元での格差は別の次元で解消されるはずという推論を導く暗黙の信念である「相補的ステレオタイプ」もしくは「相補的世界観」に依存することで格差に起因する痛みを緩和し、学歴社会を肯定していることが明らかになった。
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Identity : An International Journal of Research and theory 10
ページ: 233-253
Japanese Psychological Research 49
ページ: 136-147