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2008 年度 実績報告書

意見調整のためのゲーミング開発とその効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19530562
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

吉川 肇子  慶應義塾大学, 商学部, 准教授 (70214830)

研究分担者 杉浦 淳吉  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70311719)
キーワード社会系心理学 / 教育系心理学 / 意見調整 / ゲーミング / 合意形成
研究概要

本研究は,意見調整の過程をゲーミング・シミュレーション手法を用いて可視化し,各主体間での合意形成のためのツールを開発することにある.
平成20年度は、意見調整ゲームの開発を行った.具体的には、以下の3つのことを行った.
1.「意見調整ゲーム(1)」((仮称,名称未確定.昨年度作成)について,再検討を行った.これは,試験的実施の結果,また,ドイツ及びスイスにおいてゲームデザイナー,研究者との意見交換を行った結果,ルールや実施方法にさらに検討すべき課題が複数出てきたからである.また,海外でのヒヤリングにおいて,評価指標についても、新たに含めるべき点を資料と共に指摘されたため,この点もあわせて検討を行った.
2.「意見調整ゲーム(2)」(仮称,名称未確定)を開発に着手した.このゲームは,五角形のボード上の5つの円盤を回転させることによって,5人のプレーヤの行動や意見の相互依存性を表現したものである.本年度は、このボードを使って,複数のルールを試作して比較検討した.また,学会等で一部を公表し,参加者からのフィードバックを得た.
3.ゲーミング手法の教育的効果の測定手法を確立するために,複数の指標を相互に比較検討した.本年度は,特に量的指標について検討したが,上記のルールの設定に合わせ,質的な指標の方が効果測定の指標としてはよりよいのではないかという結果を得た.この点については,次年度の公開にあわせ,さらに詳細にデータを分析する予定である.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] すごろくで語るライフストーリー2009

    • 著者名/発表者名
      吉川肇子
    • 雑誌名

      シミュレーション&ゲーミング 18巻(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 説得納得ゲームによる経験の提示とその多様性の共有2009

    • 著者名/発表者名
      杉浦淳吉
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 58巻

      ページ: 217-225

  • [雑誌論文] 環境政策ゲーム「キープクール」の教育への導入とその評価 : ゲーム実施者とプレーヤ双方の観点から2009

    • 著者名/発表者名
      杉浦淳吉, 吉川肇子
    • 雑誌名

      シミュレーション&ゲーミング 18巻(印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] しみん提案から「なごや環境大学」での循環型社会推進への活動の発展2008

    • 著者名/発表者名
      杉浦淳吉
    • 学会等名
      科学技術社会論学会第7回年次研究大会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2008-11-08
  • [学会発表] 利害調整ゲーム『ステークホルダー』の開発とその展開2008

    • 著者名/発表者名
      杉浦淳吉
    • 学会等名
      日本シミュレーション&ゲーミング学会全国大会
    • 発表場所
      千葉工業大学
    • 年月日
      2008-10-26
  • [学会発表] Effect of“participatory communication game"on environmental education2008

    • 著者名/発表者名
      Sugiura, J.
    • 学会等名
      XXIX International Congress of Psychology 2008
    • 発表場所
      Berlin, Germany
    • 年月日
      2008-07-21

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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