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2007 年度 実績報告書

障害理解のための効果的かつ適正な障害シミュレーション体験方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19530578
研究機関筑波大学

研究代表者

徳田 克己  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30197868)

キーワード障害理解 / 点字触読 / シミュレーション
研究概要

実践事例として公表されている障害シミュレーション体験に関する資料を収集し、それらの教育的効果と問題点を整理した。また、小学校、中学校、高等学校の教師に対して、障害シミュレーション体験の指導経験の有無、指導内容、使用した教材、評価、体験に対する考えなどを、質問紙を用いて調査し、その中で特に効果的であると思われる事例に関してはヒアリング調査を実施した。
視覚障害者に対して、現行の視覚障害にかかわるシミュレーション体験に対する意識を尋ね、その上で視覚障害者に関する理解促進のためにはどのようなシミュレーション体験の方法を用いればよいと考えるかについての直接ヒアリング調査及び電話ヒアリング調査を実施した。対象者には中途失明者及び盲導犬使用者を含めた。
点字触読体験が視覚障害者理解に与える影響を明らかにする実験を行った。触読の難易度が異なる点字2パタンを用意し、1パタンにつき各17名(合計34名)を被験者とした。態度の測定には徳田の考案した13項目から構成される「盲人能力観尺度」を用いた。その結果、難易度の高い点字の触覚的学習をした群ほど、視覚障害者は特別な能力を持っていると考える傾向が強いことが確認された。また、難易度の低い点字を学習した群では「訓練によって自分も指先で点字を読むことができる」と考える傾向が強いことが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 障害シミュレーション体験の扱われ方の問題点2007

    • 著者名/発表者名
      小野聡子 徳田克己
    • 学会等名
      日本教育心理学会第49回総会
    • 発表場所
      文教大学越谷キャンパス
    • 年月日
      2007-09-15

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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