• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

緊急支援に対応できるSCおよび教員養成のための系統的な研修プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19530583
研究機関千葉大学

研究代表者

磯邉 聡  千葉大学, 教育学研究科, 准教授 (90305102)

キーワード教育心理学 / 教育相談 / 緊急支援 / トラウマケア / 教員研修
研究概要

・本研究は学校における事件、事故への心理的ケアを目的とした緊急支援を適切に行うことができるスクールカウンセラー及び教員養成のプログラム開発を目指している。
・平成19年度は,緊急支援に携わったSCおよび教員へのインタビュー,緊急支援を実際に行っている諸機関への聞き取り,緊急支援研修プログラムのパイロツト実施を行つた。
・インタビューでは,(1)軽微なケースから重篤なケースまでできるだけ多くの実際の事例に触れることでよりリアルなイメージ促進され危機章識が高まること、(2)理論的な学習に加えてさまざまな演習が必要とされること,(3)教員の立場を考慮した研修プログラムが効果的と考えられること,などが示唆された。
・聞き取り調査では,(1)それぞれの地域特性にあった校内緊急支援体制の構築が求められること,(2)日頃の研修が不可欠であること,(3)教職員の立場による動きを考慮した研修が必要とされること,(4)他機関との連携といった他職種を包含した構造的な支援体制の必要性があること,などが示唆された。
・緊急支援プログラムのパイロット実施では、(1)理論と実践の両者を織り込んだ研修が効果的乏思われること、(2)より多彩な事例を用いた実習が効果的であること、(3)受講生の傷つきなどへの配慮も必要なこと、などが示唆された。

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi