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2007 年度 実績報告書

自己のアイデンティティを量的・質的両面から捉える総合的方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19530603
研究機関名城大学

研究代表者

榎本 博明  名城大学, 人間学部, 教授 (80168799)

キーワード自己 / アイデンティティ / 尺度 / 面接法
研究概要

まず最初に文献収集を行い、自己のアイデンティティの質的および量的測定に関して理論的に論じている文献および心理尺度や面接、投影法などにより実践的にとらえようと試みている文献等を収集し、文献研究を行った。
その成果をもとに自己のアイデンティティを量的に測定する既存の心理尺度をいくつか選定し、大学生および成人を対象に自己のアイデンティティをとらえるための質問紙調査を実施した。そのデータをもとに、各尺度の特徴を明らかにするための統計解析および結果分析を行っているところである。
また、自己のアイデンティティを質的に捉えるための既存のアイデンティティ面接や投影法を検討し、榎本の開発した自己物語法面接およびSD法を心理尺度と並行して大学生および成人を対象に実施した。そのデータをもとに、自己のアイデンティティを質的にとらえる方法について検討すると同時に、質問紙調査のデータと付き合わせながら量的データと質的データの関連性の分析を行っているところである。
以上により、自己のアイデンティティを量的に測定する既存の心理尺度の個々の特徴や相互の関連性が明らかになるとともに、心理尺度によって量的にとらえられた側面と面接や投影法によって質的にとらえられた側面の関連性も明らかになった。こうした結果をもとに、次年度は新たな心理尺度の開発および面接法や投影法との組み合わせの方向性を検討する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 語りを素材に自己をとらえる2008

    • 著者名/発表者名
      榎本 博明
    • 雑誌名

      名城大学人文紀要 43巻3号

      ページ: 1-18

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 自己物語から自己の発達をとらえるための枠組み2007

    • 著者名/発表者名
      榎本 博明
    • 雑誌名

      人間学研究 5

      ページ: 1-17

    • 査読あり
  • [学会発表] シンポジウム:自己心理学の現状と課題 演題「自己の発達を捉える枠組み」2007

    • 著者名/発表者名
      榎本 博明
    • 学会等名
      日本教育心理学会第49回総会
    • 発表場所
      文教大学
    • 年月日
      2007-09-15

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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