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2008 年度 実績報告書

教師のバーンアウトに対する包括的予防プログラムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530621
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

新井 肇  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (60432580)

研究分担者 松本 剛  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (30330111)
隈元 みちる  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 助教 (60379518)
キーワード臨床心理学 / 教師 / 燃え尽き症候群(バーンアウト) / メンタルヘルス / セルフ・ヘルプ・グループ
研究概要

教師バーンアウトについて,発生過程を系統的因果分析及び統計的な実態調査と臨床心理学の個別的な事例研究とを有機的に結びつけることで捉え直し,教師バーンアウトの規定要因の連関構造を明らかにすることが研究の第一の目的である。そのために,新井(1999)が用いた質問紙を感情労働という観点を加えたうえで修正するための予備調査を,教員養成系大学院に在学する現職教員(120名)を対象に実施した。また,バーンアウトを経験した教師(8名)を対象に半構造化面接を実施し,分析のためのデータの蓄積を図っている。
以上の分析結果に基づき,どのような側面への働きかけによって教師援助が効果的なものになるかを明らかにし,職揚もしくは学校外のネットワークにおけるサポートシステムの確立を可能にするプログラムを開発することが研究の第二の目的である。そのために,近畿地方の小・中・高等学校および教育委員会主催の研修会などにおいて,職場の同僚性・協働性をを高める校内研修や教師のメンタルヘルス研修(認知療法やフォーカシング)を実施し,その効果に関するデータの蓄積と分析を行っている。また,平成19年度より神戸市において毎月1回,「悩める教師のためのセルフ・ヘルプ・グループ」を開催し,各回の話し合いの内容や流れ,参加者の相互交流について概観するとともに,継続的な参加者のなかで同意を得られた者に対してグループ体験に関する半構造化面接を行い,それらがバーンアウト予防にどのような効果をもたらしているかについて検討を加えた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 教師のバーンアウト対策におけるセルフ・ヘルプ・グループの意義2008

    • 著者名/発表者名
      新井肇 松本剛
    • 学会等名
      日本カウンセリング学会第41回大会
    • 発表場所
      筑波大学附属高等学校(茨城)
    • 年月日
      2008-11-24

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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