本研究は自分描画法研究(SPM)の第2段階にあたり、質的分析に照準をあてる。研究目的は(1)思春期・青年期の"今の思い"を本法で把捉可能かどうかの検討、(2)自分描画時の対象者の描画行動をビデオで撮影し描画行動の分析を行い、実施後に行うPDI結果と照合する、(3)自分描画法実施時の教示内容の検討、(4)性格傾向との関連をみるため、バウムテストとK-SCTおよびTAT結果から分析考察する、(5)質的分析を補完するものとして、思いに関する独自の質問用紙への応答内容について統計を用いた量的分析を行う(SPSS16.0使用)、以上5点にある。このほかにも研究実施にあたって必要と思われる研究を追加しながら、自分描画法研究を展開中。
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