研究課題
基盤研究(C)
教員褒賞施策は、当該教員の意識の調達だけでなく、「優良教師」の「優良事績」を範示し、示範による他者の嚮導という政策的効果を期待して実施された。施策は、「権威の序列化」という秩序意識を醸成しつつ、重層的に(文部省-府県-郡市)、かつ継続的に(昭和戦前期まで)、実施された。実施過程で作成された事績調書には、行政側が「望ましい」と「構成」する学校と教師の実際的あり様が記され、それが教育社会の「範型」となっていった。
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宮城教育大学紀要・第42巻
ページ: 173-191
近代日本教育会史研究(梶山雅史編著)(学術出版会)
ページ: 143-166