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2009 年度 実績報告書

英米国における特別行政部門組織と職員の評価の関連に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530675
研究機関宮城教育大学

研究代表者

本図 愛実  宮城教育大学, 教育学研究科, 准教授 (70293850)

キーワード教員評価 / 学校評価 / 組織評価 / 組織マネジメント
研究概要

平成21年度は、以下の課題を中心に研究を行った。
1.米国における共通の評価基準をもちいた政策評価(学校評価)と教員評価の実際
2.研究の総括
1.については、関係者からのヒアリング、文献研究を行い、アカンタビリティという語の内実の変容とともに、学力テストの結果が重視されている実態を確認した。
2.については、上記のような学力テスト重視の背景にある業績主義と、それに抗する考えとしての公共哲学との対比から、評価の在り方を考察することとし、「学校・教員評価の在り方について-組織マネジメントと公共哲学の観点から」(宮城教育大学紀要第44巻、2010年3月)としてまとめた。
さらに組織評価・個人評価を有機化させた組織の在り方を考えた場合、P.センゲの「学びの組織」論が提示する「協働」の具体的姿が有効であると考えるようになり、それを核とした論考「簡素で効果的な評価システムをめざして-学校関係者評価と第三者評価の関わりを中心に」(研究代表・葉養正明/国立教育政策研究所『教育・研究組織における評価に関する総合的研究(最終報告書)』2010年3月)を執筆した。
これらから、(1)アメリカにおいて、「測定できない学力」(非認知能力)に関わる活動はどのように展開されているのか、(2)学校・教員評価において、その成果はどのように評価されているのか、が研究課題として析出された。今後の研究では、連邦・州政府の補助金支出内容を手がかりとしつつ、その解明を行っていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 簡素で効果的な評価システムをめざして-学校関係者評価と第三者評価の関わりを中心に2010

    • 著者名/発表者名
      本図愛実
    • 雑誌名

      研究代表・葉養正明/国立教育政策研究所『教育・研究組織における評価に関する総合的研究(最終報告書)

      ページ: 62-78

  • [雑誌論文] 学校・教員評価の在り方について-学校・教員評価の在り方に関する考察-公共哲学と組織マネジメントの観点から2010

    • 著者名/発表者名
      本図愛実
    • 雑誌名

      宮城教育大学紀要 44

      ページ: 251-264

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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