研究課題/領域番号 |
19530688
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
原田 信之 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (20345771)
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研究分担者 |
関田 一彦 創価大学, 教育学部, 教授 (70247279)
高旗 浩志 島根大学, 教育学部, 准教授 (20284135)
渡邊 あや 熊本大学, 教育機能開発総合研究センター, 准教授 (60449105)
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キーワード | 教育学 / 協同学習 / 学びの共同体 / 教師教育 / コンピテンシー |
研究概要 |
学級を「学びの共同体」にするための実践技法化モデルを示し、教員養成・研修に役立つ教師のための力量形成プログラムを開発することが本研究の目的である。「学びの共同本」づくり論の実践化には、技法を抽出し、グループの成熟度と教師の力量レベルに応じて段階別に配列することが有効である。それには、すぐれた実践校の取り組みに学ぶだけでなく、グループ学習に関して広く教育現場の実態や工夫点を調査するなどして、一般モデル化する必要がある。 そのために、小中学校の教師1428名を対象に「グループ学習の工夫に関する実態調査」を実施するなどした。こうした調査を踏まえて作成したのが「『学びの共同体』づくりのための授業技法化モデル」リーフレットである。これによって、これまで魅力は感じても、それを実践化するには具体的にどのようなす技法を身に付け、どのようにグループ活動を高めていけばよいのかが掴みにくかった「学びの共同体」づくりの技法例やストラテジーを示した。この授業技法モデルは、「学びの共同体」づくりを実践する上での羅針盤的役割を果たすものである。 他方、本研究には、協同学習等の先行実践で培われてきた技法の活用が欠かせない。「学びの共同体」づくりの技法化モデルを論文にまとめたのはこの理由による。また、協同学習法等を授業に取り入れた実践ではどのような力が児童生徒に身に付くのか。これに踏み込むことは、「学びの共同体」づくり実践の意義を明らかにする意味をもつ。もちろん資質・能力の育成は、共同体づくりの実践だけで形成されるものではないが、世界標準といわれるキー・コンピテンシーには、社会コンピテンシーの学力要素が入り込み、その重要性が認識されてきている。そのために他国の学校教育にも視野を広げ、学力モデルを提示しつつコンピテンシーの育成について論究した研究にも取り組くだ。
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