アジア太平洋戦争と教育科学研究会の発足・解散・再建

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19530718
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育学
• 研究機関: 東京家政学院大学
• 研究代表者: 佐藤 広美 東京家政学院大学, 家政学部, 教授 (20205959)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 教育思想 / 教育科学 / アジア太平洋戦争 / 戦後教育改革 / 教育実践 / 教育的価値 / 勝田守一

研究概要

戦後、教育科学研究会(委員長は勝田守一)は、戦時下の戦争協力を反省し、教育的価値の実現こそ重要であると自覚し、子どもと社会をつなぐ教育学を形成していったこと、を実証した(報告書刊行)。別に、坂元忠芳都立大学名誉教授は、佐藤広美の自らの聞き取り調査をもとにして、『勝田守一教育学ノートーその戦前と戦後』(別冊)を刊行した。

研究成果

• [雑誌論文] 子ども把握と教育実践の全体構造 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 770号 ページ: 62-70
• [雑誌論文] 子どもとともに生き方を問い、平和の文化を考える (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: クレスコ 108号 ページ: 30-32
• [雑誌論文] 道徳教育と人権教育について (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 764号 ページ: 4-9
• [雑誌論文] 己責任イデオロギーを溶かす教育実践 (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 763号 ページ: 14-21
• [雑誌論文] 戦後教育学における「倫理的な問い (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 758号 ページ: 67-75
• [雑誌論文] 人間性の回復と教育のナショナリズムの問題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 平和・非暴力の教育とナショナリズム ページ: 53-68
• [雑誌論文] 戦後教育史とナショナリズムの問題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 人間と教育 60号 ページ: 37-44
• [雑誌論文] なぜ、改訂学習指導要領の社会観を問題にするのか (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 53号 ページ: 17-24
• [雑誌論文] 目標管理システムとしての教育振興委基本計画 (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: クレスコ ページ: 19-21
• [雑誌論文] 学習指導要領改訂の社会観を問う (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 746号 ページ: 20-27
• [雑誌論文] 「美しい国、日本」を支える教育観を問う (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 745号 ページ: 90-97
• [雑誌論文] 安倍内閣の教育観を問う (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: 教育 739号 ページ: 94-97
• [雑誌論文] 「徳育の教科化」と「美しい国」との関係 (2007)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 雑誌名: クレスコ 78号 ページ: 14-17
• [図書] 『アジア太平洋戦争と教育科学研究会の結成・解散・再建』科研費報告書 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤広美
  • 総ページ数: 66(1-59)
• [図書] 『勝田守一教育学ノートーその戦前と戦後』科研費報告書 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坂元忠芳
  • 総ページ数: 232
• [図書] 現実と向きあう教育学 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中孝彦, 他
  • 総ページ数: 269(232-247)
  • 出版者: 大月書店