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2010 年度 実績報告書

学校経営と教育方法の改善を実現するための学校建設に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530730
研究機関中部大学

研究代表者

笠井 尚  中部大学, 教職課程, 准教授 (10233686)

キーワード学校施設 / 学校経営 / 教育方法 / 小中学校 / 少人数指導
研究概要

1. 犬山市等における学校改築
(1) 犬山市立羽黒小学校において、改築校舎の基本設計について助言を行い、教委・学校・設計者の協議におけるコーディネートを担当した。とくに、平成21年度に行った子どもワークショップの成果を、図書室や教室周りの基本設計に活かすことができた。
(2) 犬山市の全学校についての、施設調査を行い、学校改築・改修の基本情報を整理・分析した。この実績は、教委から高く評価されており、そこでの調査結果は、来年度以降、市の総合計画立案の一部に結びつくことになっている。本研究者らの実践活動は、行政の仕事を専門的な見地からバックアップすることになった。
(3) 日進市でかかわってきた小中併設校舎の基本設計に対して、子どもの学習を促進する観点から助言を行った。
2. 国内学校施設調査
九州地区(熊本県、宮崎県、大分県)の優れた木の学校施設についての調査を行った。とくに大分県豊後大野市立緒方中学校では、教科センター方式で建設されたオープン型の教室がその使いにくさのあまり壁をつくったという事例を見た。本研究者らが進めてきた、教職員との対話を重視した設計の必要性が、さらに浮き彫りになった。
3. 成果の発表
建築学会においては、ユーザーの意見を活かす設計プロセスについての分析を報告した。専門雑誌には、小中併設をめぐる新しい学校施設建設に向けての学校経営改善について報告した。犬山の全学校の施設情報についての整理を、報告書にまとめた。今年度で完了した改修校舎そのものも研究成果の一部である。来年度には新しい設計コンセプトの新築校舎が建設される。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 講演録事例を踏まえた、これからの学校と学校の施設整備の未来像-学校施設づくりセミナー&見学会in名古屋・中部圏パネルディスカッションより2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木賢一, 田中潤, 笠井尚, 他
    • 雑誌名

      スクールアメニティ

      巻: 1月号 ページ: 59-62

  • [雑誌論文] 効果的な小中連携教育を進めるための学校施設整備と学校運営のあり方2010

    • 著者名/発表者名
      笠井尚
    • 雑誌名

      スクールアメニティ

      巻: 9月号 ページ: 28-29

  • [学会発表] 設計者と教育委員会施設担当者のユーザー参加型設計プロセスに対する意識:学校の設計プロセスに関する研究その22010

    • 著者名/発表者名
      笠井尚, 畔柳昭佳, 堀部篤樹, 鈴木賢一
    • 学会等名
      2010年度日本建築学会大会学術講演会
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2010-09-11
  • [学会発表] 公立小中学校におけるユーザー参加型設計プロセスの実態:学校の設計プロセスに関する研究その12010

    • 著者名/発表者名
      畔柳昭佳, 笠井尚, 堀部篤樹, 鈴木賢一
    • 学会等名
      2010年度日本建築学会大会学術講演会
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2010-09-11
  • [図書] よくわかる教育原理(「新しい学校施設のあり方と学校運営」80-83頁)2011

    • 著者名/発表者名
      汐見稔幸, ほか(該当部分、笠井尚)
    • 出版者
      ミネルヴァ書房(印刷中)

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公開日: 2012-07-19  

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