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2008 年度 実績報告書

比例的推論の進展を促す数学的表記の探求による授業の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 19530782
研究機関宇都宮大学

研究代表者

日野 圭子  宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (70272143)

キーワード比例的推論 / 数学的表記 / 比と比例 / 算数・数学科教育 / 授業分析
研究概要

研究の目的:比や比例の授業の中で,子どもが数学的表記にどのように関わっているのか,その関わりが子どもの比例の考えの変容にどうつながっているのかを考察し,比例の考えを進展させるような数学的表記との関わりを実現することを目指して,指導上の提案を行う
本年度の実績1:平成19年度に行った実態調査の結果(中1生徒)を,学会や誌上において発表した(11「研究発表」を参照)。また,小6児童についての結果は,宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要第31号に,論文として提出している。
本年度の実績2:栃木県内の公立中学校において,中1「比例」の指導ユニットを,教師と協同で開発し,実践の過程を観察・記録した。授業は平成20年11月10目〜12月17日(15時間)に行った。現在,授業で扱われた表記を中心に,データの分析を進めている。
本年度の実績3:栃木県内の公立小学校において,小6「比例」の授業の観察と記録を行った。授業は平成21年1月20日〜2月6日(10時間)に行った。ここでは,指導ユニットの開発には至らなかった。しかし,観察児童に対して,授業後に刺激再生法を用いたインタビューを試みるなど,子どもの振り返りや変容を捉えるためのデータ集録の工夫を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 発達の途上にある生徒の関数的見方・考え方を大切に2008

    • 著者名/発表者名
      日野圭子
    • 雑誌名

      日本数学教育学会誌・数学教育 62-5

      ページ: 39-45

  • [雑誌論文] 一次関数の授業でみられた「操作的な考え」について:The Learner's Perspective Study日本データの分析から2008

    • 著者名/発表者名
      日野圭子
    • 雑誌名

      第41回数学教育論文発表会論文集

      ページ: 447-452

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 指導を介しての比例的推論の発達に関する-考察:1年を通しての比例の問題に対する児童のアプローチの変化2008

    • 著者名/発表者名
      日野圭子
    • 雑誌名

      筑波数学教育研究 27

      ページ: 1-10

    • 査読あり
  • [学会発表] 異なる表現様式における生徒の比例の式の扱い:「比例」指導前の中1生徒への筆記調査から2008

    • 著者名/発表者名
      日野圭子
    • 学会等名
      全国数学教育学会第28回研究発表会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      20080628-29

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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