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2008 年度 実績報告書

キャリア準備・職業生活マネジメント教育の日仏比較とカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 19530784
研究機関群馬大学

研究代表者

上里 京子  群馬大学, 教育学部, 教授 (80202448)

キーワードフランスの教育課程 / キャリア準備教育 / 職業生活教育
研究概要

フランスでは、中等教育の教育課程において「社会・職業生活」科の教育が実施されるなど、普通教育から専門職資格教育までの総合的な教育政策及び教育実践が行われている。特に、フランスのキャリア教育実践の特徴として、「実体験と能動的認識を重視した科学教育」の改革運動の影響がみられる。
リセにおける「社会・職業生活科」の最新のプログラム(学習指導要領)の特徴は次の通りである。
(1)「社会・職業生活」の目標は、日常生活や社会・職業生活全般に対する同化を方向目標としている。また、到達目標として、様々な生活上の状況に構造的にアプローチできる能力、生活の質の向上を図る健康・環境・消費・職業生活の管理能力の養成が示されている。
(2)内容及び内容の配列の特色は、現実の生活過程の知識をもとに、生活問題や職業上の問題を解決するプロジェクトとして課題設定されている点にある。その内容は、企業における研二修生の立場(職業研修協定)と実習生の立場(実習契約)、労働市場と求職活動:情報提供のシステムと就職支援制度、職業生活の発展:生涯教育、転職と失業:扶助と再就職支援対策、被雇用者および賃金労働者が企業において有する権利と義務と役割:労働法典、勤務契約、労使間団体労働協約、企業における賃金労働者の代表、労災事故の防止:業務上のリスク、防止対策、事故の、報告といった、職業生活に必要な実際的で実践的な内容が問題解決に活かせるように系統的に配列されている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 「フランスの「家庭・社会生活」科における家族に関する教育内容」2009

    • 著者名/発表者名
      上里京子
    • 雑誌名

      群馬大学教育学部紀要 44

      ページ: 163-175

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「フランスの「社会・職業生活」科におけるキャリア教育カリキュラム」2009

    • 著者名/発表者名
      上里京子
    • 雑誌名

      群馬大学教育実践研究 26

      ページ: 67-76

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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